老いること

帰省すると84歳の父はニコニコ迎えてくれる
母は父の世話で大変そう
80歳までの父は役目をこなし
時々東京出張し、葬儀で辞を述べるなどする日々
全てを退いてから老いのスピードはどんどん速まり
私はそれを受け入れることができない
大好きで自慢の父とのあまりの差におののくばかり
どうしようもない悲しみが
ここ数ヶ月、少しだけあきらめと覚悟に変わりつつある
いずれはわが身にもおとずれること
傍らで子どもが悲しんでいるのは
この上もなく耐え難いに違いない