子どもの身体や脳は大丈夫?

komori-mbcs2012-11-20


健やかな子どもたちの姿はだれもが望むところ
福岡のふたば幼稚園園長でいらっしゃる小崎孝子先生が
正食協会出版のむすび誌に寄せていらっしゃる記事を抜粋します
***むすび:11月号より
当園で「ミツバチからのメッセージ」というドキュメンタリーDVDの鑑賞会を行いました。
私自身、日本ミツバチが減ってきていることは4〜5年前から話として聞いていましたので、とても興味深いものがありました。
原因はある程度予測はしていましたが、ミツバチの突然死が“ネオニコチノイド系農薬”という無味無臭の強い農薬であるということを知り、改めてショックを受けました。
ネオニコチノイドは、果物・野菜・米といったほとんどの農作物や果物の害虫予防に使われており、浸透性がとても強くて効果抜群であることから広く使用されているのだそうです。
その分、果物や農作物の中にしっかりと入り込み洗っても落ちないそうで、それを食する人間の“脳”に深刻な影響を及ぼすことが最近の研究でわかって来たということでさらにショックでした。
とくに胎児や乳幼児への影響がとても深刻であることを、DVDの中に搭乗されていた東京都神経科学総合研究所の黒田洋一郎先生がはっきりと証言されており、国挙げての取り組みが必要ではないかと私自身強く感じました。
なぜなら今、子どもたちのADHD(多動性障害)、LD(学習障害)、広汎発達障害アスペルガー症候群高機能自閉症などといった発達障害が深刻な問題となっており、幼稚園や保育園の現場では増え続ける発達障害児の対応に悩み続ける現状があるからです。
軽度の発達障害も含めると、今では相当数の子どもたちが化学物質被害者になっていることは多くの関係者が感じているところだと思います。
こういった昔には見られなかった子どもたちの異変、さまざまな症状やアレルギー疾患、うつ病や引きこもり、いじめの問題などなども含め子どもたちの多くがこういった外的要因によって被害者となっている現実があります。このままでいいはずがありません。日本の未来がとても心配です。日々食している野菜や食材に含まれる微量の農薬や化学物質が、身体が小さく日々成長を続けている子どもたちの脳や発達に深刻な影響を及ぼしていることは私自身ずっと懸念し続けてきましたので、今回のDVDがそれを現実のものとして示してくれ、愕然としました。
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保護者の反響も大きかったとのこと
あなたはこの事をどう感じますか?