火曜日の教室

「陰性とか陽性とは、なんのこと?」
マクロビオティックでは、陰と陽のバランスを重視しています。
万物は陰と陽で成り立っていると提唱者の桜沢如一氏は説いています。
私たちが実践していくとき覚えておくと良いことについて、概略お話しました。
陰性は上昇する、拡散する、冷たいなどのとくちょうを持っていて
陽性は逆に下降する、収縮する、温かいなどの特徴があります。
陰と陽のバランスがうまくとれてると調和します。
身体のバランスがうまく保たれてると健康で快適に過せますが、それには食べ物が大きく関ってくるのはご承知のとおり。
食べ物自体も陰性の性質の強いもの、例えば夏に実る野菜などがそうです。
逆に陽性の性質の強いもの、寒い冬に実る根菜は身体を温める・・・といった具合。
それから素材を調味料で味付けしたり、調理方法や、加熱時間などで
本来の素材の持っている性質が強化されたり弱まったり、相乗効果で極まったり、変化したり・・・・
食べ物以外にも、気象や住環境などいろんな要素が複雑に絡み合って心身の調和が保たれていますよ。
人間の身体ってスゴイと思いませんか?

私がマクロビオティックを習い立ての頃
いただいた食物の陰陽表とにらめっこしながらやってましたよ。
そして数えきれないくらい、いっぱい失敗を重ねました。
その反省から、
知識は机上のもの、実際にやってみると確実に我が物になります。
一般論は、自分自身には当てはまらないことも多々あり。
実際やってみて、身体で感じて、修正をしていくという方法を、おすすめします。
例えば、
身体が冷えて持病の腰痛がつらいと感じたら、温める食事や手当て法を工夫するという風に。
やっていくうちに、自分流の体のコントロール法が身につきますよ。
だって自分の身体の責任者はまぎれもなく自分自身ですもの。