春日ふれあいサークルが早いもので2年目を迎えました。
新しい会員さんからの質問です。
オリーブオイルについてはよく聞かれますが、マクロビオティックでは普段は使いません。
なぜって、日本人はオリーブオイルをお料理に使ってこなかった。
『身土不二（しんどふじ）』のお話をしましょうね。
身（身体）と土（環境）は二つにあらず
つまり、その土地に棲む者はその土地で獲れる物を食べるのが自然の理に適っているということ。
大自然の中で人もまた、植物や動物とともに生かされています。
近くで取れた穀物や野菜はその土地に適した作物です。
それを食することで、その土地に適応できる身体作りができるというもの。
ご存知のようにオリーブオイルの収穫量は日本ではわずかです。
パスタ料理などのときに楽しむ程度でしたら、なんら問題ないと思いますよ。
交通機関が発達した現代ではこういったことは忘れがちですが、
消費者と生産者の立場から「地産地消」はよく唱えられます。
エコの観点からも、この機会に「身土不二」を考える好機にしていただけたら嬉しいです。
