久留米文化サークルにて

リクエストメニューは満足の出来
ゆったりと食卓を囲みながらおしゃべりに花が咲く
「3姉妹でお風呂に入ると1時間よ。」
「へー、仲がいいのね、あなたは仲間に入らないの?」
シッシッーと手振りで追い払われるの(笑)
話は一転して
「若い頃は考えもしなかったけれど、『死』について考えたりする年齢になったなと思う。」
私も40歳過ぎくらいから考えるようになりました。
10年以上も前のこと
ホスピス病棟の院長でクりスチャンであり併設する礼拝堂の神父様でもいらっしゃる方の講演を聴講したことがきっかけです。
お話の中で余命いくばくも無い男性がホスピス病棟に入り
当初、家族が見舞いに来てもぞんざいな受け答えで時には言い争う場面もあったそう
礼拝堂でお祈りをし懺悔したりを繰り返すうちにだんだん心穏やかになり
家族と談笑したりするようになったと
病状は重くなっても心はいっそう穏やかになり、家族に見守られ『ありがとう』の言葉を最後に安らかに旅立たれたという話
強烈に心に残ったことを今でも覚えています。
それから事あるごとにありがとうといってこの世を旅立ちたい、そう思うようになりました。
最後にありがとうといってこの世を去るために今なにをすべきなのか・・・
当時は異なった仕事をしていましたが
巡り巡って今この有り難い仕事を続けています。


今日はこの春ご出産の方もいらっしゃいますね。
いきなり終末の話でびっくりしちゃった?
赤ちゃんを産み育てることは言葉では言い尽くせないほど素晴らしいこと
母業は尊いですよ
どうぞ良いお産をなさって下さいね。