マクロビオティック料理を始めよう!

 私がマクロビオティックを始めた20年前、娘の退院後本格的に食事を切り替え外食もままなりませんでした。
 日本では“同じ釜の飯を食う”ことが親密になる必須条件。また学校においても一斉に“みんないっしょ”が効果的な集団教育だと評価されてきました。
娘のアトピーが悪化し幼稚園で飲む牛乳を止めたことは異例でしたし、病気の再発を防ぐため学校給食の代わりに弁当を持参するのは、特例中の特例でした。現在保育所などにて食物アレルギーの子どものために、除去食を用意してくれるなんて夢のようです。
しかし、“みんないっしょ”がよい事だとされてきた社会のしがらみは根強く、肩身の狭い思いをしている子ども達や親御さんもいらっしゃるのでは。いろんな個々の事情を分かりあい支えあうことを教えるのが大人の役目のはず。

 もともとマクロビオティックは病気を治すためのものではありません。ヒトとして大自然の中で調和しながら、心地よく生きていくうえでの自由と幸福をもたらすものです。
さあ、いっしょにはじめましょう!あなたにできることから。そして自らのからだで感じてみよう。