講演会にて

福岡、春日市のクローバープラザで
月刊むすび誌600号記念講演会が開催された。
小児科医院の院長でいらっしゃる真弓定夫先生と岡田定三正食協会会長お二方の講演。


真弓先生のお話で印象的だったのは
地球上の動物は生まれた土地で生涯を送る。
人間だけは二つに分けて考えないといけないそう
本来人が住めない北欧などで暮らす人
火を使い、衣服を身につけ、住居を持つことが出来たため北方へ移動した人々は
その地には人にふさわしい食べ物はない
水分の少ない品種の小麦(日本で作られる小麦の水分含有量の半分以下)を主食にする
調理法はパンやパスタなどに
当然食事中に水やジュースやミルクを飲むことに・・
本来人に合わない食べ物でも、2000〜3000年摂り続ける事で遺伝子が変化しその人たちに適した食べ物となるとのことです。
合わない食べ物をいろいろ工夫して、ドイツが中心となってまとめたものが
いわゆる栄養学となった
戦後60年の急激な食生活の変化について行けない身体が悲鳴を上げている日本の現状は
当然の成り行きですね。

それから子どもの好き嫌いの質問への回答で
子どもは能力が高いと認識することが大事
嫌いなものを無理に食べさせてはいけない、だが繰り返し出してあげること。
〜しなさい。早くしなさい。は禁句とのこと。


岡田会長のお話は
食から心と身体、宗教、世界平和、政治問題まで多岐にわたってのお話。
嫌いなもの、受け入れがたいものが誰にでもある
穏やかなこころが受容を広げる
世界の宗教、ユダヤもキリストも東洋人
精神性の高い東洋、
日本の伝統文化を誇りに
マクロビオティック、正食でまずは自らを修め磨こう
マクロビオティックが制限の多いとらわれたものとしての解釈は誤解で
身体を自由にコントロールできる魅力や他人を思いやる心や感謝のこころなど個々を輝かせます


4時間にわたる内容の深いお話に心地よい気持ちの高まりを覚えました。