メディカルエッセイ

・・・・昨日より続く・・・なぜ日本人は世界有数の健康食、和食を作ることが出来たのでしょうか・・・・・中略

玄米や雑穀を食べる、食事は腹八分目にとどめる、食材は旬の時期に新鮮なものを選ぶなどなど、和食には先人の知恵が詰まっているといわれています。

けれども日本人は、だれかにいわれるまま、あるいは理屈をうのみにして和食を続けてきたのではないのです。本当に効果があるのか、もっと健康になれる食べ方はないのかと、無数の人が自身の体で試し、繰り返しふるいにかけてきました。この探究心と柔軟性が和食を世界の健康食に押し上げたと考えられます。MUSUBI 721号より抜粋

    (文 奥田 昌子 内科医、医学博士)